O脚は、特徴的な脚の形の一種です。
脚を揃えて正面を向いた状態でも、膝が外側に広がってしまうことで足首が内側に寄っているように見えます。
この状態の足の形がアルファベットOの字に見えることから「O脚（おうきゃく）」と呼ばれています。
生まれつきのもの、骨の形成不全などの病的な要因、後天的な場合など原因が様々あります。
姿勢や歩行に悪影響を与えるだけでなく膝や足首などの関節に負担がかかるため、ほおっておくと慢性的な痛みや障害を引き起こす可能性があります。
O脚になる主な原因
O脚になる原因は様々ありますが、ほとんどの場合は運動不足や姿勢不良、座り方の癖（足を組む）などの生活習慣によるものが大半です。
その他にも生まれつきのもの、骨の形成不全などの病的な要因、怪我によるものなどもあるため、原因を明確にしたい場合は診察が必要不可欠となります。
生活習慣が原因の場合は、腰周辺や脚の筋力低下、骨盤や股関節の歪み、膝関節の変形などが生じることで気づかぬうちにO脚となってしまいます。
具体的にはこのような要因があります。
・足の筋力のバランスが悪い
太ももの内側の筋肉（内転筋）と外側の筋肉（外転筋）のバランスが崩れていると、脚の形が歪みやすくなります。
たとえば、内側の筋肉が弱く外側の筋肉が強い場合は膝が内側に曲がりやすくなります。
また、こどもの成長期において、骨格の成長と筋肉の発達が不均衡であることから、O脚になってしまう場合もあります。
・歩き方や座り方が悪い
不適切な姿勢や歩行パターンもO脚を引き起こす原因となります。
肩こりがあったり背骨が歪んだりしていることで歩き方や座り方が崩れ、それにより脚の形が変わってしまうこともあります。
・座るときに足を組む癖がある
上記で説明した座り方と重複しますが、「足を組む」癖のある方はO脚になってしまう場合が多いです。
この癖は特に女性に多く見られます。
これは医療的な観点では、骨盤の歪みや姿勢の悪化も引き起こしてしまう良くない癖のため改善を勧めることもあります。
・肥満傾向、体重が急増した
体重の急増など、過剰な体重が脚にかかる負担を増加させることで組織が追い付かず、O脚を引き起こす可能性があります。
O脚を放置してはいけない理由
O脚は痛みなどの自覚症状がないため、施術の必要がないと考えて放置をしてしまう方が多くいます。
ですが、O脚が原因となり将来 変形性ひざ関節症を発症するリスクが高くなってしまうんです。
ひざ関節は脛の骨（脛骨けいこつ）と太ももの骨（大腿骨だいたいこつ）で構成されていて、ひざのお皿である膝蓋骨（しつがいこつ）で覆われています。
脛骨と大腿骨との間には軟骨があり、これが骨と骨とが直接ぶつかるのを妨げていますが、O脚を放置することで脛骨と大腿骨の内側の隙間が減ってしまうのです。これにより、ひざ関節の内側に痛みを生じたり、歩行障害を起こしたりします。
また、ひざに「水がたまる」というのも、変形性ひざ関節症の典型的な特徴です。
他にもこのような問題が起こる可能性があります。
・足の関節に負担が掛かることで痛みが出てくる
O脚の状態は膝や足首などの関節に負担をかけるため、これが要因となり足の関節に慢性的な痛みや障害を引き起こす可能性があります。
・日常生活や運動時の身体機能が低下する
O脚の状態を放置することで、日常生活や運動時の身体機能が低下することにも繋がります。
不安定な姿勢や関節の痛みによって運動能力や筋肉バランスが低下してしまい、それにより可動域の制限やスポーツパフォーマンス低下が起こる可能性があります。
そのため、スポーツを行っている方がO脚の改善で来院されるケースがよく見られます。
O脚にならないために自宅で始められること
・適度な運動や筋トレを行う
悪い生活習慣によって弱くなった内転筋群（ないてんきんぐん）や臀部筋群（でんぶきんぐん）
そして大腰筋（だいようきん）など腰周辺や脚の筋力トレーニングが効果的です。
また、骨盤や股関節の周りのストレッチをおこない柔軟性を高めることも重要なポイントとなります。
骨盤の歪み予防に！腸腰筋ストレッチをご紹介します！【鈴木接骨院グループ】
・歩き方を見直す
O脚の方は、脚のつま先が外側に開いた状態（ガニ股）で歩行していることが多いです。
そのため歩行する時は、目の前に直線があるイメージで、つま先とかかとが常に直線上にあるように意識して歩きましょう。
また、蹴りだす際は母指球（親指の付け根）で蹴りだすことを意識してください。
・座り方を見直す
O脚の方や骨盤が歪んでいる方は、あぐらや割り座（女の子座り）そして椅子に腰かけて足を組む姿勢が楽なため、より姿勢が悪化してしまいます。
そのためこれらの座り方は避け、骨盤が立っていることを意識して椅子に深く腰掛けることが効果的です。
この時、上半身が前のめりにならないように気を付けてください。
さらに、ひざの間に紙を一枚挟んでその紙が落ちない程度に内に閉じる力を加えることも意識してみましょう。
初めは本当に紙などを挟んでみて、良い姿勢をどれくらい維持できるのかを試してみてください。
これが習慣になると紙が無くても良い姿勢を保てていられるようになりますよ。
すぐに始めることができるものばかりですが、毎日続けることを習慣化していく必要があるため、すぐに目に見える変化が出ることはありません。
O脚を矯正して真っすぐ揃う脚にしたい方、自分がO脚なのかを知りたい方は一度当院へご来院ください。
分かりやすくご説明をさせて頂き、施術が必要な場合は適切な施術計画を立てて施術をおこなっていきます。
O脚を予防できるストレッチをご紹介します！
当グループでの施術方法について
当院のO脚矯正は、O脚の原因になっている骨盤の歪みを矯正することからスタートします。
その後、太ももから膝のお皿、スネの骨から足首にかけての歪みを調整していきます。
また骨格の歪みだけではなく、骨格を支えている筋肉の左右バランスも調整していくことで、矯正後に戻ることがないよう施術をおこないます。
施術の効果が持続するよう、ご自宅でメンテナンスいただける簡単なセルフケアの仕方もご指導させて頂きます。
＜仙台整体院でのO脚矯正の特徴＞
・ポキポキした矯正は行いません、痛くない矯正方法です。
・矯正前、矯正後と脚の写真を比較しますので効果がはっきりとわかります。
・骨格と筋肉の両面からアプローチするので戻りにくい矯正です。
分からないこと、不安なことなどがありましたら何でもお気軽に店舗スタッフまでお聞きください！
